先日、愛知県にある薬草園で
よもぎ講座のお手伝い。
広い園内に
サンシュユの花が咲いていました。
春ですね🥰
明日は、
春分の日です。
春は解毒の季節。
しっかりデトックスを行い、
暑い夏💦、陽の世界へ
入っていけたらと思います。
そのデトックスをも妨げてしまう存在。
なんだかお気づきでしょうか?
そうです。
それは。
ストレス‼️
ストレスは、万病の元。は、
本当です。
今日は、
ストレスから派生する便秘のお話しです。
せっかくデトックスしたくても、
便秘だと、
身体もそして心もデトックスできず、
不調が見えはじめていきます。
デトックス法はたくさんあるけれど、
排便することは、
その中でも1番強いデトックス力を
持っています。
ストレスから派生する便秘の特徴は、
□ お腹が張る
□ コロコロ便
□ 残便感あり
□ 便秘と下痢を繰り返す
□ 緊張すると下痢する
□ 月経前は便秘で月経期が軟便
□ 冷えのぼせ
□ ニキビ、肌荒れ
などが主に挙げられます。
上記の症状がなぜ生まれてしまうのか、
身体の機序を紐解いてみましょう🥰
もともと漢方の世界は、
バランス世界。
気血津、五臓六腑のバランスの崩れをみて、
治療していきます。
ストレスは、五臓の肝に負担をかけることが
これまでの長い歴史の中で、
先人が気づいて感じ取ってきた臨床です。
その肝は、自律神経を司る
視床下部や下垂体と連携し、
身体の生理機能を司ります。
物理的な位置として、
下腹部に存在する
肝は自律神経と連携を取るために、
エネルギーを上昇させる性格をもっています。
昇発作用といい、普段はありがたい作用です。
でもストレスが過度にかかることで、
この肝はすぐにアップアップし始めていきます。
私たちと臓器は、似ていますよね。
私たちにもさまざまな感情があるように、
肝は、「怒」という感情を出しやすく、
余計にイライラし始めて行きます。
この余計なイライラが、
先ほどの昇発作用を強めていきます。
ますます自律神経に
乱れも起き、排便に影響を出していきます。
次に
その排便の臓器は、
大腸が司りますが、
この大腸は、五臓の肺と経絡でつながり、
お仕事を連携させています。
肺は、肝と違い
エネルギーを下げる、粛降させる臓器です。
外界の清気、酸素を取り入れて身体の下に粛降させたり、飲食物から生まれた水穀精微物質(食べ物からのエネルギーなど)を三焦を用いて、体内の下に
送ります。降らせるってイメージです。
イライラストレスで、
肝の昇発作用が強くなると、
肺は粛降させられなくなっていきます。
そのため、
下に、エネルギーに含まれる水分を
送りにくくなるため、
つながっている大腸が十分に潤わない状態を
作ります。
そのため、
コロコロとした
乾いた便となりやすいのです。
ストレス→コロコロ便秘
と覚えてもいいけど、
できることなら、
身体で何が行っているのかを知ると、
何を施せば治るのかが、
見えてきます。
ストレス便秘で行っていく
治療法は。
□ 理気
□ 活血
□ 肝の疏泄力のアップ
□ 涼血
□ 解毒
□ 潤腸通便
です。
漢方では、
清営顆粒を中心に逍遥顆粒や
開気丸などを組み合わせていきます。
女性は、そこに補血も入れると
出やすいなぁと感じており、
さじ加減で、処方させていただき、
快方に向かっていただいております🥰
漢方アロマ的に
精油ブレンドし、
お腹周りのトリートメントも
かなりいい結果が出やすいです⭐️
ぜひ。スッキリした腸で。
過ごしていきましょう。
ご相談くださいませ。
漢方薬店あすなろ
担当 うたか♪