目を診る。
漢方には、五輪学説があって、
目の5つの部位が臓腑と関係していると
いっています。
1.瞳 (水輪)
瞳孔と眼球組織(網膜、水晶体、硝子体)は「腎と膀胱」に関わります。
2.黒目 (風輪)
角膜は「肝」に属しています。黒目に病変が起こると肝胆の不調が疑われます。
3.白目の部分 (気輪)
ここは結膜、前部強幕など、眼球全体を覆っています。白は「肺」に属している五色。肺は気を司る臓器のため、気輪といわれています。白目の不調は、肺と大腸に関わってきます。
4.目頭と目尻(血輪)
目頭と目尻の部分の皮膚だったり、血管や目頭に位置している涙器組織がここには含まれます。心は血脈を司るので、「血輪」といわれ、心と小腸は陰陽の関係なので、目頭と目尻のトラブルは心と小腸に関わってきます。
5.まぶた(肉輪)
上下の瞼を指します。皮膚の状態や筋肉のハリなども診ていきます。
この瞼の様子は、胃腸「脾胃」の病変が見られる場所です。
漢方処方や漢方アロマブレンドを行う際に、
弁証といって体質を見極めるために、
四診しています。
その四診の中に、望診があり、
この五輪を見極めることも、じつは
さりげなく行ってます🥰
不調は黙っているかもしれないけれど、
実は私たちにいつも危険だよーって
信号を送ってくれています。
それを正しく早めに
キャッチできるか。
これが大切です🌟