ドラッグストアに勤務していた時に、
たくさん並ぶ医薬品の中に、
ひっそりと…。
下ーの段に置かれていたのは、
紫雲膏✨
漢方薬店あすなろでは、
ひそかに。
人気です。
処方させていただいたお客様みなさまより、
好評いただいています。紫雲膏
は、さまざまなメーカーさんが、
出されているけれど、
同じ名前でも効きは違う🥰
当店の紫雲膏は、
紫根たっぷり。だから
ほんとに紫色。
そしてゴマーって香りで、
とてもパワフルなんです。
江戸時代に作られたんですよぉ。
ごま油たっぷり。
そこに、当帰、紫根、ミツロウ、豚脂と、
なんとも濃厚なテクスチャの
クリームです。
一応効果効能は、
ひび、あかぎれ、しもやけ、あせも、ただれ
外傷、火傷、痔の痛み、肛門の亀裂、湿疹、皮膚炎となっていますが、
活用してみると、
その幅は広くて広くて。
紫雲膏、私。好きです🥰
火傷された方にお出ししたら、
痛みがサッとひきました。
火傷のあとも。
気にならないとのこと。
秋冬の乾燥したお肌のケア、
ひじ、かかとの割れなどにも、
高評価をいただき、
頼れる紫雲膏です。
またまたドラッグストア時代のお話しですが、
その紫雲膏の近くに、
他のクラシカルなクリームがありました。
その2つは、
太乙膏。そして中黄膏。
こちらも隠れた?クリームですが、
力は相当です。太乙膏
は先ほどの紫雲膏配合
ごま油、ミツロウ、当帰は共通ですが、
桂皮、大黄、芍薬、地黄、玄参、白芷と、
9種配合されています。
ほのかにあまさを感じます。
キズ、火傷、虫刺され、痒み、そして
褥瘡に良いとされます。
最後に中黄膏
。
これは、黄色の軟膏です。なぜ、黄色かって?
それは、
ウコンが入っているからです。黄柏も黄色。
構成はとてもシンプルで、
ごま油とミツロウは定番でしょう。
そこに先ほどの黄柏とウコン。
以上です。
用途は先ほどと変わって、
化膿した皮膚やうちみ、捻挫などに用いられます。
ウコンも黄柏も熱を瀉す力があります。
ウコンはカレーに用いるので意外かもですが、
カレーは、ウコン以外のスパイスは熱を発散するけど、ウコンは熱を散じることができるので、実はバランスがとれている食べ物です。
紫雲膏。
太乙膏。
中黄膏。
クラシカルな軟膏は、今もなお。
根強く息づいています。
抗生物質が主流である今もなお。
私は植物の力を信じます🥰
軟膏は当店でお取り扱いしています。
ご相談ください。
漢方相談
担当 うたか🌼